玉田ポンプ製造所による明治時代のポンプを見学してきました

130年前のご先祖がお作りになったポンプが現存していました。それがこれ。

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先日お得意様より、市役所でうち(たまだポンプ店)で昔作られたポンプが展示されているから見に行くと良いよ!とのご連絡を受け、足を運んでみました・・・

するとそこには・・・木製の、これがどーんと置かれていました。


これ、何だと思います?

これは、消防ポンプなんです。手押し式の。

そう、両側のハンドルをそれぞれ左右2~3人(多分)で持ってよいしょよいしょと交互に押して、ノズルから勢いのある水が噴射される(そして火を消す!)・・・という代物なんです。
 
どこで製造されたかというと・・・

栃木県宇都宮市大工町の玉田ポンプ製造所!!

確か大工町にいた時もあったと聞いたような。木製の消防ポンプを製作していて二荒山神社にも納めたという話は聞いていますし、うちの名字は珍しい方なので間違いないでしょうね。

製造がなんと明治27年!今から130年も前!!・・

ええと、うちの先代の社長が生まれたのが明治43年。それよりも16年前・・ということは・・・多分、私の曾祖父が現役バリバリの頃の時代だと思われます。

しかもこれ、未だに使えるそうです。保存しておられる木遣(きやり)会の方のお話では実際に水を入れて試してみたら水が勢いよく出てきたとのこと。すごいですね。

これが上部の作りです。長い柄(ハンドル)から下に向かって平たい板状の鉄棒が本体に下りています。

それがこの左右のシリンダー内部のピストンを上下に動かし、水の圧力を高め、真ん中のより太いシリンダー内の水圧を上げて・・・
(一枚に入りきらなかったので2枚に分けて撮っています)

この吐出口に繋いだホースから圧力のかかった水が放出される、と言う構造のようです。見にくいですが、この吐出口にはネジが切ってありました。

いやー細工も丁寧だし、もしかしたらシリンダーやピストンとかは別の所で作ったのかも知れませんが、それにしてもすごい加工技術ですねえ・・

私ももっともっと頑張らねば!

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