一度受水槽に貯められた水をアパート、ビル、工場等のために加圧して給水するポンプです。
ポンプ本体、圧力タンク、制御装置が一体となっているので導入に便利です。
運転方法により主に次の3種類に分けられます。
さらに制御方式により次の2種類に分けられます。
いわゆる家庭用ポンプを加圧給水装置に使用した場合はこれに属します。
「ユニット」という場合はそれより出力の大きな物(0.75KW以上)を指す事が多い。
エバラ BDSMD 単独運転方式
古くなってきたり、何らかのトラブルが片側ポンプ本体に発生した時、片側1台を修理している間はもう1台だけで単独自動運転も出来るので、水の給水を一時的にでも止められないマンションや工場などの現場はこれを使用する事になります。
エバラ BNAMD型 交互並列運転(インバーター方式)
定圧給水タイプは
2台のポンプが交代で運転するのが基本だが、使用水量が多くて一台のポンプの作動だけでは賄いきれない時、配管内の圧力低下を感知しもう一台のポンプも作動し、流量を確保します。
水を多く使用する工場や、同じ時間帯に使用水量の上がる可能性のあるマンション等の現場に使用します。
エバラ BDPMD 交互並列運転方式(定圧給水方式)
インバータータイプは BNBMD型。
そして制御方式↓↓によりさらに大きく二つに分類されます
圧力スイッチと流量スイッチでポンプ運転をON-OFF制御するタイプ。ポンプON時には全力運転になりますから、導入時にどの位の圧力が必要なのか検討する必要があります。圧力不足はもちろん、圧力が上がりすぎても後々減圧弁で圧力を落とさなければならなくなってコスト増になる可能性があるからです。
定圧給水方式でも、圧力スイッチ+タイマーによるON-OFF方式もあります。
川本 KB2型 定圧給水方式
圧力、流量をこまめに検知しながら一定圧の給水を保つ様に、インバーターでポンプの回転数をコントロールしながら運転させる方式です。
ポンプON-OFF時の急激な衝撃(ウォータハンマー)が少ない、作動時の大電流がない、低水量時には使用電力が減るので電力消費量が削減できる等のメリットがあります。
最近のインバーター方式は雑音対策も十分になされています。
定圧給水方式よりも導入時のコストがかかるのが難点といえば難点。
川本 KF2 インバータ自動給水ユニット
ポンプ点検修理・交換等も承ります。業者様もどうぞ
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