マホータイを蒸気ラインに使用する時

2019年11月21日

マホータイを蒸気ラインに使用する場合。

マホータイの耐熱は十分なのですが、鋼管との温度による伸縮率の差で漏れが生じる場合があります。蒸気ラインは冷えている時と中を蒸気が通っている時の温度差がすごいですからね。

そんな時はレクターシールなどの金属片の入ったエポキシ系パテを併用してみましょう。

この例ではこの装置手前の配管の溶接部分から漏れていました。ちょうど下側なので鏡を使わないと見えません。はっきり穴が空いているのがわかります。

配管の圧力が完全に抜け、漏れが無くなった状態で、レクターシールで穴を塞ぎます。

この上からマホータイを巻きます。マホータイは一回勝負なのでいつも緊張しますね。

巻いた後は付属の手袋を水で濡らし十分に絞りこんで、完成。

この現場では40AだったのでMT-205Sを使用しました。

この日は機械が完全に止まっていた日でしたので、作動点検で漏れが無いかどうかは確認出来ませんでした。でも、後日、機械を作動させ蒸気が流れた時には完全に漏れは止まっていたそうです。