玉田巳之吉製造のポンプを見学してきました
明治時代にご先祖が作られた消防ポンプが宇都宮市役所に展示されていた、と言う話は以前に書きました。「玉田巳之吉製造」と書かれたポンプがある記事もご紹介しましたが、その現物が塩谷町にあるよ、という連絡を、何と現地にお住まいがわざわざWEBで調べて下さってお電話下さいました。有り難うございます。早速見に行かせていただきます!・・というわけで見に行ってまいりました。
まずは、こちら。納屋みたいな場所に置かれていたのがそこを整理していたら出てきた、というものです。

今回のは車輪が付いております。

刻印がありました。

玉田巳之吉、間違い無いです。刻印が台車側に付けられていることを考えて、これは車輪一体型として納められた物でしょう。台車の方を製作したのももしかしたら巳之吉お祖父さん・・?
器用な人だったと聞いていますので。

長い取っ手が付いています。現場での可搬性を考えられた物でしょうか。

ポンプの構造自体は、以前に見た明治27年製作の物と同じですが、水槽の作りやピストン用の取っ手などは鉄製でシンプルになっています。

車輪の所をよく見ると、サスペンションが付いています!板バネをずらして重ねてあり、まるで自動車に付いている物のように。悪路での振動を抑えるようになっているんですねえ‥
・・・実は、祖父巳之吉が製作した、現存する消防ポンプはこれだけではなかったんです。
聞けば、塩谷町役場に、これと同等な物が展示してあるというのです。しかも、そのポンプにも、「玉田巳之吉」の刻印が入っているそうなのです。
案内していただけるということなので、その場所から車で15分、塩谷町役場まで案内していただきました。本当にお世話になりました。
一昨年頃に完成したという、塩谷町の立派な新庁舎。
その一階のメインスペースにそれは置いてありました・・・。

きれいな塗装が施されています。ここに展示するに当たって、お化粧を施され、立派な感じになっております。

この正面下側に貼ってある"NATURE"という会社が、リフォームをしてくださった会社だと思います。

内部もこんなにピカピカに磨き上げられています。

昭和10年・・割と新しいですねえ。

玉田巳之吉の刻印も同じ物でした。
形もほとんど一緒な事から、二つの消防ポンプの製作時期はかなり近いのでは無いかと推測します。
その後、庁舎内で某課の課長さんにお引き合わせいただき、色々お話をさせていただきました。
例の消防ポンプは、展示スペースのメインとして置かれているそうです。有り難いことです。
塩谷町のS様、貴重な情報をいただき、また現地では色々お世話してくださいまして本当にありがとうございました。